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第12回 日本グレトーナメント全国決勝大会レポート

投稿日:2014.11.19(水)

第12回日本グレトーナメント全国決勝大会レポート

12回目を迎えた『日本グレトーナメント全国決勝大会』が11月15~16日の2日間で盛大に行われた。
台風の影響で三重県の古和浦会場と徳島県の伊島会場が中止となり今年の予選は2会場少ない14の予選会場だったが、厳しい予選を勝ち抜いた選手と前年度のシード選手を加えた72名もの選手が和歌山県那智勝浦の磯へ集結。
今までにない大会始まって以来の絶好の天候で山成群島、オジャ浦の沖磯湾内磯の内、有名磯だけを選んで使っての競技が行われた。
第1回戦と2回戦は1時間交代のともえ戦。勝敗は規程寸法なしのグレのみ10匹までの総重量で競われる。
しかし一転、前日より約1℃水温が下がった上に天気がピーカンベタ凪ぎ。グレ釣りには今一活性が上がらない状況のためか釣果が悪い磯が続出。
規定数の10匹を揃えた選手は約半数で、なんと参加人数の約1割が釣果無し。しかも釣れたグレのサイズも小ぶりが中心。非常に厳しい状況だった。
役員と船頭とで協議して、沖磯とオジャ浦の釣果の良かった磯だけでの競技とした。2回戦は何とか数が釣れ、ようやく調子が戻り始めスコアが出始めた。
2回戦終了後の夜、ホテル浦島にて祝宴会が催され、日本グレトーナメント実行委員会の塩見孝男大会会長から挨拶で始まり、丸島事務局長の乾杯の音頭の後、2回戦の勝者ベスト8の選手たちが紹介された。今年もワイルドカードが設けられ、残念ながら2回戦で敗者になった全グループの2位の選手の内、釣果の占有率の高い選手が4名選出された。準決勝はその選手を加えた12名で競われることになり試合の組み合わせ抽選が行われた。

組み合わせ抽選の後、準々決勝に駒を進めた選手は以下の通り。
① 福間猛史選手 大阪
② 杉坂美典選手 愛知W
③ 東 弘幸選手 三重W
④ 窪 直樹選手 兵庫W
⑤ 宮川 明選手 大阪
⑥ 木下哲也選手 大阪
⑦ 竹原英智選手 大阪
⑧ 田揚清明選手 大阪
⑨ 服部賢司選手 京都W
⑩ 中口達也選手 大阪
⑪ 杉本幸則選手 三重
⑫ 妹尾豊彦選手 和歌山
(抽選番号順)W印はワイルドカードで勝ち上がった選手。

また恒例になったお楽しみビンゴゲーム抽選会。たくさんの豪華商品が配られておおいに盛り上がった祝宴会であった。

来年のシード権を競う釣り大会は沖磯で開催され、翌朝、準々決勝は試合時間2時間の3人対戦。使用した磯は湾内の磯。シケ島、伝五郎、丸島、ラクダの4ヶ所で競技が行われた。
検量の結果、準決勝へ進んだ選手は
②杉坂美典選手
⑤宮川 明選手
⑧田揚清明選手
⑫妹尾豊彦選手
杉坂選手は唯一ワイルドカードで上がってきたラッキーな選手。普段は底物を狙う釣り師らしく、深棚の良型を狙うスタイルで勝ってきた。
宮川選手は2試合の成績がどちらも3キロ越え。他の選手と比べてスコアが群を抜いていた。
田揚選手は昨年、準優勝で第7回大会も準優勝の強豪だ。
妹尾選手は和歌山名人らしく危なげない試合運びで勝ち上がってきた。
準決勝、決勝戦は2名が1時間ポイント交代で戦う。
準決勝が終了後の検量は、どちらの試合も熾烈さを極めた。先ずは宮川選手と杉坂選手。福井のハナでの対戦で宮川選手の匹数は1匹多い9匹だったが全くの同重量。そこでルールにより運命の1匹検量の結果、決勝戦へ駒を進めたのは杉坂選手。思わず「ヤッター名人に勝った!」と興奮気味。宮川選手は潔く勝利を称え、もう次の試合に集中されていた。
田揚選手と妹尾選手は福井の丸島で釣り合いの試合展開を30g差で制した田揚選手が2年連続の決勝戦へ。田揚選手は謙虚だがいい笑顔でピースサインがでた。
妹尾選手も切り替えが済んでいて速やかに次の試合に向けて準備に入っていた。

決勝戦・3位決定戦の舞台は「ライオン島」。
決勝戦を戦うのは
②杉坂美典選手
⑧田揚清明選手

惜しくも敗れ、3位決定戦を戦う選手は。
⑤宮川 明選手
⑫妹尾豊彦選手

「ライオン島」船着きの東側が決勝戦、西側が3位決定戦。
試合前に握手を交わし、引き締まったムードで試合開始。
じゃんけんに勝った田揚選手は右の釣り座へ入った。竿2本沖にマキエを打ってさらに竿3本沖にマキエをさらに追加してポイント作り。足元のマキエも忘れない冷静な試合運び。速いテンポの釣りでグレを仕留めていく。

杉坂選手は東角に釣り座を取って港向きにあるシモリ狙い。竿2~3本沖にポイントを定めグレを先行ゲットすることに成功。
しかし、良型グレにターゲットを合わせてか深棚を意識するので、どうしてもテンポが遅くなる。
グレは釣れるのだが今一つ手返しのスピードが上がらない。
でもグレはマキエに確実に反応してかなり上層まで喰い上がっている。こんな場合の深棚仕掛けはヒット率が低く効率が悪いように見えた。でも1発逆転の可能性はまだまだ十分にある。

後半戦。釣り座を交替して第2ラウンド開始。
潮がはっきりしない展開で喰いに渋さが増してきた。
杉坂選手は決定打が出ずじまいで、良型をヒットさせるもののバラシてしまい今一つ調子が上がらない。
田揚選手は沖のシモリ際を狙っての大遠投でグレのサイズを上げていく釣りを展開。タモ入れサイズも出て納得の展開。
ホイッスルが吹かれ試合終了。
港で検量の結果、田揚選手が1.4㌔差をつけ圧勝。今大会初めての優勝が決まった。
2位にはワイルドカードで見事に生き残り、2日目の2試合を制して杉坂選手が準優勝に輝いた。
3位決定戦は宮川選手が700gの差をつけて妹尾選手を下した。

表彰式で田揚選手『長い間グレ釣りをしていなかったので勝てるとは全然思っていませんでした。皆様ありがとうございました。』と謙虚なコメント。
表彰台横には田揚選手のクラブの会長で師匠の宮川明氏が自分のことのように喜ぶ笑顔が印象的でした。
来年のシード権をかけた敗者復活戦は以下3名がシード権を獲得。
1位 広尾 正則 選手
2位 西 達也 選手
3位 橋本 善久 選手
最後に参加された選手の皆様、協賛いただきました釣り具メーカー様、勝浦観光協会様。ありがとうございました。
第13回日本グレトーナメント全国決勝大会も、ここ南紀・勝浦が決勝の舞台。熱戦が盛大に繰り広げられるであることを祈りたい。

優勝
田揚清明
(大阪府)
準優勝
杉坂美典
(愛知県)
3位
宮川 明
(大阪府)
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主催 日本グレトーナメント実行委員会
後援 西日本磯釣協議会・大阪府磯釣連合会
渡船協力 清丸渡船
☎0735(52)5574番。